先日のブログ「メイカーズMakersのV TIP BLUCHER #4を選ぶ」にてフィッティングを担当させていただきました、井本です。
Makers(メイカーズ)の靴をまだお持ちでない方のサイズ選びの目安となればと思いまして、私のサイズ選びについての方法を書かせていただきます。
高価な靴ですので、より一層慎重に選ばれる方や、遠方でどうしてもご試着が難しい方のお手伝いとなれば幸いです。
まず、自身の素足実寸値を計測します。
ご自宅にあるメジャーや定規などでかまいませんので、踵を0にして、つま先まで測定します。
私の場合、人差し指が一番長いので、素足実寸値は25.5cmをなります。
さらに、普段着用する靴下を履いて再度採寸。
靴下着用時の採寸値は26cmです。ちなみに、足幅は標準。
※靴下は普段よく履く厚さの物にしてください。極端に厚さが変わると多少フィット感が変わります。
ここで、サイズは25cm(US7)・25.5cm(US 7 1/2)・26cm(US8)のあたりになります。
続いて、試着します。簡単に個人的な感想も交えてご説明します。
まずは25cm(US7)。
羽根部分はやや開いた印象。
土踏まずからのホールド感はしっかりありますが、指先部分がやや詰まった感覚です。
歩いていないですが、おそらく指先が痛いです。
パンツとのバランスから見ると、ややこじんまりして見えます。
※この辺は好みが御座いますので、一概には言えませんが…
続いて、25.5cm(US 7 1/2)。
羽根の開きは先ほどより閉じました。
土踏まずのホールド感と踵のフィット感は完璧、それでいて指先は動かすことができ、快適な履き心地です。
パンツともちょうどいい見え方です。
最後に、26cm(US8)。
羽根はさらに閉じた印象です。
土踏まずのホールド・踵のフィット感は25.5cm(US 7 1/2)よりやや緩くなった感覚。
つま先にはゆとりがあります。
試着した感覚では、25.5cm(US 7 1/2)・26cm(US8)のどちらか。
このあたりでサイズを悩まれる方が多くなります。
Makers(メイカーズ)の靴はハーフサイズや1サイズ大きくても履けてしまうホールド感。
裏を返せば、ジャストで履けば心地よい履き心地となります。
ここで私がよくお聞きすることは、以下2点。
・普段使われているインソールを入れる予定
→私はインソールを入れないので、この場合はNO
・普段履くパンツのシルエット(太いor細い)
→パンツのシルエットは様々な物を履きます
そして、私自身Makers(メイカーズ)の靴を履いて実感したことはインソールが沈むという点。
履き続けることでコルクが沈みインソールが沈むことにより、ハーフサイズ分ぐらい羽根部分が閉じます。(紐を締める際にテンションがかかっていれば、もう少し閉じると思います)
試着した26cm(US8)ですと、履きはじめは羽根部分が良い開き具合ですが、インソールが沈んでいくことを想定するとさらに閉じると予想されます。
紐を締めたときに羽根がピッタリ重なるよりも少し開いている方が好みな私としては、長く履いてインソールを沈むことも想定して、26cm(US8)は断念。
結果、私が選んだサイズは25.5cm(US 7 1/2)。
つまり、素足実寸値と同じサイズとなりました。
※あくまで目安としてですが、参考になれば幸いです。
数字だけ見ると、普段スニーカーやエンジニアブーツなどのワークブーツを履かれている方には小さいと思われますが、実際はそんなことも御座いません。
可能でしたら、亜洲’S 埼玉大宮店にてご試着をお勧めしますが、
ご遠方の方は電話 048-650-7000 (12時~20時)もしくはメール(support@ashoes.co.jp)にてお気軽にご相談ください。