メイカーズMakers
歩くのが楽しい、歩き方・姿勢を自然と正す そんな体験は少ないのではないでしょうか。
メイカーズMakers V TIP BLUCHER #4 （”ブルーカー”と発音では聞こえます。外羽根の短靴をさします） を約４ヶ月履いてきましたが、輝く特１級シェルコードバンの美しさだけではなく、 「履いて分かる素晴らしさ」 に気付くことが多いのです。
１．ホールド感が素晴らしい
一言で言えばこれです。「靴が足を包み込んで、しっかり保持してくれる。」 「歩いていても、その感覚が緩まない」 とも言い換えられるでしょう。
具体的には土踏まず付近と、かかとのホールド感が 「しっかり」 していて、指先に窮屈さを感じない適度な開放感です。
バイクでは 「人馬一体」 と言ったりしますが、まさに言葉通り（コードバンこそ馬革）、歩くという行為をしっかりサポートしてくれる安心感が強く、地面を踏みしめたり次の一歩を踏み出すことに、靴による感覚のずれや特別な意識を必要としないのですね。
結果として、背筋が伸びる、一歩一歩がしっかりとした歩みになる気がしますし、歩いていてストレスがありません。歩くのが楽しいのです。
この感覚は走った時にも変わりません。コードバンに傷を付けるのが嫌でほとんど走りませんが、電車に急いで飛び乗らなければならない時もあります。そんな時にも、この「人馬一体感」はキープされていると、何度か感じました。
この理由はメイカーズMakersの設計にあります。
・履き心地が良い秘密 ＝ 土踏まずと羽根の締め付け、踵のホールド、一方で指先は楽なのです
・インソールのクッション性 ＝ 内側のコルクとレザーインソールが履きこむことで沈み込み、足形に馴染むのです
・日本人に合わせた木型で製作しています(made in Japan)
機能部品でもある「靴」である以上、「歩き易い」という大原則を静かに内包するメイカーズMakersのモノ作りの哲学は、信頼に値します。真面目な高級革靴である由来です。
２．外観、強さと美しさ
機能部品としてだけでなく「ファッション」ですから、デザインについても一言。
特１級シェルコードバンという、同じ馬革を使うオールデンAlden（米）とよく比較されるほど特徴のあるこの馬革は、ご覧のように輝きに最も大きな特徴があります。
「磨けば光る」 若い頃に言われたいものですが（笑）、それを地で行くのがメイカーズMakersです。布でなくともシューブラシでブラッシュアップしてやるだけで、大抵のほこりが落ちるだけでなく、ツヤが戻ります。
＊Aldenオールデンと比較されるコードバンのツヤですが、オールデンはどちらかと言うと輝きが強く、メイカーズMakersは革の光沢が自然に現れる印象です。
赤信号の横断歩道でふと立ち止まり、足元に視線を落とした時に目に飛び込んで来る存在感は、気に入った腕時計や車、バイクをそっと眺める愉しさと、質感が似ています。心が躍る瞬間ですね。
ここにも理由がちゃんとあります。
・デザイン性 ＝ 特にV TIPのLOAFERは他のメーカーではあまり見掛けないデザインです
・コードバンの色展開の豊富さ ＝ レアカラー＃４などの展開。ネイビーはAldenオールデンでは展開がありません
・コバの張り出しが、Aldenオールデンに比べてカジュアル感があり、コーディネートの自由度が広い（ビジネスにも、カジュアルにも適応します）
さらに、
・アメリカ古靴をイメージしたデザイン ＝ 古靴ファンにとってはヴィンテージな形は見た目は良いが履き心地が悪い（足幅が狭いなど）という印象で、なかなか手が出せなかったのをメイカーズMakersが救済してくれました
・２０１６年から年1回入荷となったが、オールデンは更に長くて3年待ち＆納期も全く不安定。コードバンを探す方の多くがメイカーズMakersシフトを検討し始めていると聞きます
メイカーズMakers
よかったら、亜洲’Ｓに試着しに来店されませんか？ この時の為に在庫を整備してあるのです。
色味、履き心地、経年変化の実物チェックについて、実際にお話、ご覧になれます。
店舗名 Ashoes メンズセレクトショップ 亜洲’Ｓ アシューズ
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