ONE PIECE of ROCKの大戦モデルや、同生地の46(亜洲’S別注)が立て続けに入荷しながら、改めて注目して頂きたいA01XX。生地、縫製はCONNERS SEWING FACTORY、ご覧の革パッチ、赤タブ、ギャランティーチケットは当店オリジナルです。
タテ落ちする大戦モデルのムラ糸と違って、A01XXは太さがある程度均一な糸、デニムなので、現代的な色落ち(面で色むらが起こる)が楽しめます。
今日の記事では、大戦モデルとA01XXとの違いを見ていくことにします。どちらのジーンズにも個性がちゃんとあることが、お分かり頂けると思いますよ。
↑(左)大戦モデル (右)A01XX。デニムの色が異なり、大戦モデルは黒っぽい濃紺。
股上、腰周りは、A01XXの方がゆとりのあるパターン。(1-2インチほど大きく感じます)
↑大戦モデルの面構え。黒々とした濃紺デニムは端正な顔つき。ムラ糸による生地色の微妙な濃淡が。ウォッチポケットにリベットが無いのに気付きましたか?(大戦中、物資統制、節約の影響)
↑A01XX 大戦モデルより股上もやや深め、どっしりとした面構え。ウォッチポケットのはみ出し方が大戦モデルと違っています。ウォッチポケット上端にはリベットが打たれていますね。
↓大戦モデルのウォッチポケット、リベットがありません。前ポケットからのオフセットも大分上に。
↓A01XXのウォッチポケット、リベットがあります。前ポケットとのオフセットは控えめ。
↓(左)A01XXデニム (右)大戦モデルデニム(ムラ糸)。
ムラ糸では一部に既にタテ落ちのDNAが表出しています。(白い点々)
↓続いて、ボタンフライ、トップボタン脇のV字ステッチ。大戦中はこのように「細V」仕様だったようです。
↓一方、A01XXは開き気味の広いV。(しかし芸が細かい!)
↓今度は、A01XXバックポケットの縫い目を内側から見た画像。リベットの真上にある黒く細かい跡がバータックという閂留の補強縫製です。バックポケットは「道路にトンネルを被せて縫い付けるようなもの」で、最初にトンネルの出口(ポケット入り口)のアーチ両端をバータックで補強します。
黒いバータックの下にリベットの両端から伸びる2本のステッチが、バックポケットの縁によくあるステッチのことです。(リベットは後ろから見えないので、隠しリベットと呼ばれる)
↓一方、大戦モデルは黒いバータックが無く、普通のステッチのみ。これも大戦中の節約ですが、その分補強は弱くなります。
↓バックポケット右下に見える、内側ステッチの鉤>が特徴の、大戦モデル。
↓A01XXでは素直なステッチに戻りました。
現代にこれだけの細かい違いを表現するジーンズ、そうそう無いと思います。
しかも当時と同じ、ヴィンテージミシンを駆使しての縫い上がりです。
その違いを確かめに来ませんか?
ASHOES&SUNS WORKS JEANS(Lot A01XX)
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