↑文庫本サイズのブックカバーです。
ジーンズの端切れを集めて縫い合わせた、ブックカバーをデザインしています。
拘りはズバリ!書きますと、
1.1900年代初頭のヴィンテージミシンを使っています
2.ジーンズの縫製に使われる技術を散りばめています
3.デニムのリペア、リメイク、エコロジーを考えました
続いて、簡単に縫製についてご説明します。
↑ジーンズからデニム生地を切り出して、ロックミシンで繋ぎ合わせています。
*この縫製はジーンズのインシーム(内股)に使われています。
↑つなぎ合わせたデニム生地を平たくする為に、シングルステッチで成型します。
*この後に本のサイズに合わせて、パッチワーク生地を切り出します。
*シングルステッチ、本縫いもインシーム(内股)やボタンフライの表生地、ポケット付けなど、随所に使われます。
↑栞しおりにする為、チェーンステッチを空閂(カラカン)で長めに引き出しています。
*この後で、ブックカバー上部に縫い付けます。
*チェーンステッチは裾や腰のウェストバンド(二枚接ぎ)にも使用されます。
↑文庫本サイズには、電車内で読みやすいように、背表紙に指入れを付けます。
これはベルトループを製作してから縫い付けます。(上の写真は、ベルトループを製作するミシン)
↑ベルトループの両端を閂留(カンドメ)するミシンです。猛スピードであっという間に縫い上げます。
*閂留縫いはベルトループだけでなく、縫い付け強度が求められる股の部分にも使われています。
こうして出来上がったブックカバーサンプル(文庫本サイズ)です。^^
文庫本を差し込んだ状態です。本の両端をブックカバーの両端に差し込めるようになっています。空閂(カラカン)で編んだ栞しおりも、本の上の方に見えますね。
ジーンズを縫うのと同じように実際にデニムを使って、同じ縫製技術をヴィンテージミシンで縫い上げる仕事を始めました。
文庫本、新書、単行本サイズを用意しています。(全て1点もの、個別デザイン)
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