SUGAR CANE シュガーケーン 9oz. WABASH STRIPE ENGINEER PANTS
wabashウォバッシュストライプと読みます。実はジーンズと同じぐらい長い歴史のある、ワークウェアの生地です。その歴史と、このシュガーケーンの意外な接点を簡単にお話しましょう。
服は生地から発生する通り、wabash stripeウォバッシュストライプもその生地生産が発端です。
その昔、1833年頃。ドイツ移民のJohann Ludwig STIFELさんが興したSTIFEL社。(インド産綿を染めた生地を販売) 抜染技術による彼のデザインがWABASH stripeウォバッシュストライプです。
この生地で縫製された作業着は鉄道員に好まれたようで、エンジニアパンツ、シャツ、ジャンパー、オーバーオールなどに多く使われたそうです。(当時の広告の写真が残っています)
下の画像の、手に持つランプの左側にあるのがトレードマークで、エンジニアブーツの形をしたマークの中にSTIFELと書いてあります。(品質の証です)
ジーンズ企業のように現代まで長く続かなかったようで、ウォバッシュストライプは製品として表舞台に出ずにアーカイブ的に残るままになっていたようですが、以前のジーンズやワークウェアブームが来た時に見直され、現代のワークウェア、カジュアルファッションとして引っ張り出されたものです。
さて、ここからいきなり現代に飛んで、最初のSUGAR CANE シュガーケーン 9oz. WABASH STRIPE ENGINEER PANTSに戻りましょう。
上述の歴史から、このデザインはピン!と来ますね。ロングブーツの中にSUGARCANEとプリントされています。STIFEL社と登録商標(有ったのか?)が消滅したので、こうして皆のものとしてデザインできるのでしょう。
↓鉄が錆びたようなデザインでこだわったボタンフライ
インディゴ生地に細かいドットで染める技法が捺染。遠くからはストライプに見えます。
一般的なデニムよりも薄い9 oz.でソフトで穿きやすい。
↓左のバックポケット中に縫われたギャランティーと、内側から見たジグザグの縫い目には味があります。
↓インシーム、アウトシーム、そして股からバックシンチに向かって縫い上げる下糸は赤いステッチ。外からは見えませんが、このこだわりには痺れます。
因みにドイツ語 Stiefel は長靴、ブーツという意味で、Stifel 氏の綴りに近いのも興味深いですね。
やや太め、1930年頃のシルエットを再現した、歴史とこだわりが詰まったワークパンツ。是非お楽しみ下さい。
SUGAR CANE シュガーケーン 9oz. WABASH STRIPE ENGINEER PANTS
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